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レポート

企業のメセン・人事のホンネ ─ 大広/大広WEDO

マスナビ編集部

企業のメセン・人事のホンネ ─ 大広/大広WEDO

新卒採用活動(企業広報解禁)が3月1日に解禁され、就職活動が本格スタートしました。3月中旬から3月末※のエントリーシート締切に向けて鋭意作成中の学生に向けて、広告業界各社の新卒採用担当から応援メッセージをお届け。また学生の皆さんが気になる、エントリーシートや面接でのチェックポイントについても語っていただきました。

※大広/大広WEDOの23年卒のエントリー締切は2022年3月15日(火)です。

【取材者プロフィール】
大広/大広WEDO 「人の成長が財産」推進局 人事チーム 辻田舞子さん
2014年に新卒で大広に入社し、今年で8年目。大阪配属で、営業としてキャリアをスタート。入社してから6年間はクライアントと一緒に広告コミュニケーションをつくる現場を経験し、その後コーポレートに異動。人事・人材開発の領域に携わり、現在は新卒採用を担当。

──貴社ではインターンシップを開催していますが、インターンではどういったことを意識すればよいでしょうか?
私たちのインターンシップでは、実際にクライアント企業をゲストとして招いて、事業の目的やターゲット、課題などについてオリエンテーションをしてもらいます。オリエンテーションを元に企画を考えて最後はクライアントに対してプレゼンを実施する、とても実務に近い内容です。私たちの普段の業務や考え方、雰囲気をリアルに感じていただいたり、その経験を踏まえて、「自分はやはりこの広告業界で働きたい」や「ちょっと思っていたものと違うな」と判断したりする場として活用してほしいです。

──学生さんとの最初の接点であるエントリーシートについて、見ているポイントはどこですか?
私たちの会社では、エントリーシートは「ダイアログシート(DIALOGUE SHEET)」と呼んでいます。応募してくださった皆さんと「対話」をしたい、という意志が込められています。ダイアログシートでは、広告会社で働く素地があるか、そして応募者が大切にしている価値観はなにかといったことを伺っています。「働く素地があるか?」と言われると学生の皆さんを評価するように聞こえるかもしれませんが、決してそうではありません。皆さんにとって進むべき進路が広告会社であると良いのか、そのなかでも大広/大広WEDOという環境が適しているのかという視点で、皆さんの価値観、経験、今後のビジョンなどについて対話を行い、マッチングを見極めていきたいと思っています。

──貴社は面接をテーブルダイアログ(TABLE DIALOGUE)と位置づけていますが、大事なポイントはどこでしょうか? また決まった質問などはありますか?
テーブルダイアログでは、定型的な質問は特に用意はしていません。自己紹介や志望動機を必ず聞く、といったこともしていません。対話を通してダイアログシートの内容を深堀りしていきます。シートに書かれた裏側にある、なんでそういう行動を取ったのか、どのように考えていたのか、なぜそのように感じるのかといった学生の本音です。建前よりも本音をさらけ出してくれたほうが双方のことが理解できると思っています。

その他にも、ダイアログの最後に「言い切れてないこと、伝えそびれてしまったことはありますか?」と聞くようにしています。やはり学生の皆さんにとっても後悔がない、「やりきった!」という気持ちで終わってほしいと考えているからです。学生によってはその場で準備してきた志望動機を話してくれる人もいますし、気になることを質問してくれる人もいます。

──どんな学生にチャレンジしてほしいですか?
大きく2つあります。1つは、チームで仕事をすることに抵抗がないこと。広告会社のなかでは、さまざまな職種の人が集まって1つのチームになってクライアントの課題に取り組みます。たくさんの人と関わりコミュニケーションを取りながら物事を前に進めていくことは簡単なようでなかなか難しいです。難しいなかでも楽しみながら、チームのメンバーと協力して取り組んでいけるというのは大事な要素です。

そしてもう1つは自分のスキルを高めること、アウトプットの質を良くするために努力できること。先ほどチームで仕事をすると言いましたが、そこに参加している社員一人ひとりのパフォーマンスを高めていくことで、チームとしてレベルアップすることができます。広告会社はさまざまな領域で活躍する場があるため自分に足りないこと、苦手なことにも直面することがあります。それらにも果敢に挑戦し自らを高めるために行動できる人には水の合う環境になるのではと思います。

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──就活に取り組む皆さんにエールをお願いします。
就職活動中は内定を取ることが目的になってしまいがちですが、内定がゴールではありません。皆さんが直面している就職活動は、社会人としてのキャリアの第一歩目を決めるために自分自身とたっぷり向き合う時間だと思います。コロナ禍でなかなかリアルでのコミュニケーションが難しいですが、だからこそ内に閉じずに、ぜひさまざまな人(親、社会人、就活で出会う学生など)と積極的に関わり、いろんな価値観に触れてご自身を豊かにしていってほしいなと思います。応援しています!



※2022年1月に取材した内容を掲載しています。肩書・採用方針などは当時のものです。