フェロールーム株式会社
- 業種:
- 広告・映像制作会社、デジタルマーケティング会社
- 勤務地:
- 東京都
- 得意分野:
- Web・デジタル、SP、プランニング、クリエイティブ
- 募集職種:
- 営業系、マーケティング系、クリエイティブ系、エンジニア系
アートディレクター 熊井健二さん
フェロールームに入社したきっかけは?
幼いころからモノづくりに興味があり、美大への進学を決めました。大学ではグラフィックデザインを専攻し、架空の企業の商品広告を制作するなど、広告表現の授業を受けるのが楽しかったことを覚えています。授業をきっかけに広告制作に興味が湧き、グラフィックデザイナーの募集をしている広告業界の企業に絞って就活を開始しました。大学に掲示されている求人票を見てさまざまな企業を受けてみましたが、実際に面接に行ってみると、「なんか違うな」と感じることも。そこで自分のやりたいことはなんだろう、とあらためて考えたとき、もともとはプロダクトデザインに興味があったことを思い出しました。「興味はあるものの専攻が違うから…」と諦めていたことに気づいたのです。そこで、グラフィックでありつつプロダクト的な要素がある仕事ができたらいいなと思い直し、大手自動車メーカーをクライアントに持つフェロールームに応募しました。
フェロールームは、なにか質問したいと思ったときに気軽に話しかけられる雰囲気があり、魅力的に感じたのを覚えています。広告をつくる会社なので、人と人とのコミュニケーションを大事にしているのだろうなと。また、クルマ一筋で数十年継続しているのはすごいですよね。そしてクライアントと直接やり取りできると聞き、面白そうだなと感じたことも決め手になり、入社しました。
入社後の仕事内容は?
入社が決まった時点で、私たち新入社員の志向性などが勘案されて、SPツール制作チームかカタログ制作チームのどちらかに配属されます。私は前者のチームでキャリアをスタートし、最初の5年間は、チラシやDMなどのSPツールの制作に携わりました。自動車ディーラーがお客様を店舗に呼ぶために、例えば年明けなら新春フェアなどのイベントを開催します。その際にお客様を呼ぶためのはがきやDM、店頭ののぼり、タペストリーなどの制作をしていました。店頭で扱うもののみならず、Webサイトのキャンペーンページや、新聞の折り込みチラシなども制作します。クライアントはクルマに特化しているので、「仕事の幅が狭いのでは?」と心配するかもしれませんが、日々新しいものを求められ、幅広い制作物に携わることができるので、仕事の内容が狭いとは感じませんでした。
現在はどのような領域に携わっていらっしゃるのでしょうか。
現在は、カタログを制作しています。フェロールームに入社してから積極的に自動車のメカニズムを学んだり、運転の機会を増やしたりしていくうちに、カタログのデザインをしてみたいと思うようになり、カタログのチームへの異動を志願しました。
SPツールとカタログの制作は大きく違います。SPツールはカタログ制作の際に撮影した素材など、既にあるデータをレイアウトしてつくりますが、カタログは0からのスタートです。どのような写真を撮ったら魅力的に商品を見せられるのか、コンセプト設計から始まります。制作期間も、例えばチラシなら最短2日で入稿することもありますが、カタログは半年ほどかかります。制作に携わる人数も、カタログの方がもちろん多いです。なにからなにまで違います。最初の1~2年は慣れないことも多く、つらい時期もありましたね。
いままでで一番印象的なお仕事は?
新型WRX S4のカタログ制作です。ページ数の少ないカタログはいくつか担当していましたが、ボリュームのあるカタログは初めてでした。さらに企画提案段階から携わったので、印象に残っています。
他社では、全体を指揮するディレクターがいて、その下に作業するデザイナーがいて、カメラマンがいて…と細かく業務分担されていることが多いと思います。しかし当社は、デザイナーが企画立案から参加し、撮影にも立ち会いますし、レイアウトも行います。サポートしてくれる方はもちろんいますが、基本的にすべて任されるので、いろいろな経験ができます。それだけにとても大変でしたが、カタログができあがったときの達成感は大きかったですね。
学生のみなさんへメッセージ
クルマに関心がある方はもちろん、さまざまなものに興味を持てる方に入社してほしいです。例えば人物が入る画像のラフを作るときには、「この前見た映画のこのカットが参考になりそう」「こんな雰囲気の洋服がよさそう」など、風景やファッションのことにも考えを巡らせ、アイデアを出す必要があります。この仕事は、ただクルマをかっこよく見せるだけにとどまりません。
また、60年以上ひとつのクライアントをメインにしていることから、堅い会社だと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。仕事では常に新しい表現を求められます。わたしたちも世の中の変化に合わせて日々アップデートを心がけています。もし興味をお持ちいただけたなら、ぜひ応募してください。
- 創業/設立/沿革
- 創業:1960年7月
- 代表者
- 太田哲史
- 本社・事業所
- 日本法人 東京都新宿区四谷3丁目12番地フロンティア四谷4F
中国法人 北京
- 従業員数
- 72人(2024年2月時点)
- 資本金
- 2200万円
- 売上高
- 15億円(2023年8月期実績)
- 株式公開 有無
- 無