どのような学生時代を過ごしていましたか?
3歳の頃からずっとやってきたサッカーを、大学のサークルでも続けていました。部活ではなくサークルを選んだのは、学業を優先したいと思ったからです。単位は1つも落とさず、成績もまずまずな大学生ではありました。
学業と並行して、幼稚園生が通う塾で小学校受験をサポートするアルバイトをしていました。そこでは勉強を教えたり、体操を教えたりと、日々元気な子どもたちに囲まれていました。
広告業界に興味を抱いたのは、この塾での経験もきっかけにあります。初めは言うことを聞いてくれなかった子どもたちが、自分が工夫をして接することで成長していくことに達成感を感じました。そんな経験から、課題を工夫によって解決していく広告業界は面白そうだと思いました。
また、もう一つのきっかけは、私の育ってきた環境にあります。父と叔父が広告業界で働いていたので、幼いころから少しずつ、影響を受けていたようです。自然と業界にあこがれを抱くことになったのではないかと思います。
就職活動はどのように行いましたか?
コロナ禍で説明会などに行く機会は少なかったのですが、その中でもOB訪問は数多く行いました。大学の先輩など知り合いを通じて、気になる会社の方を紹介してもらいました。会社のホームページで見るだけではわからない、社員の方の人柄やリアルな働き方を知ることができましたね。
その中でも、特に優しくアットホームに接してくれたのが、日本経済社でした。親身になって仕事の魅力を伝えてくれましたし、若いうちから裁量の大きな仕事を任され、自信に満ちあふれている姿も見てとれました。また、日経グループとして新聞や雑誌、テレビなどの強いメディアを持っていること、それらの知見を活かして広告プランを提案できることも魅力に感じ、この会社に入社したいと思いました。
入社後の仕事を教えてください。
2022年4月に入社し、私は志望通りに、営業配属となりました。入社後はメンターの方に付いて、12月まで一緒に動きながら、現場を学ばせていただくことになっています。
入社後に最も驚いたのは、思っていたよりも幅広く企業の課題解決に携われることです。例えば、広告をメディアに掲載する仕事だけではなく、クライアントがセミナーを開催する時の集客プランを考えたりもします。
とある企業の周年イベントで流す動画の制作も行いました。この案件では、私は全体スケジュールを組み、撮影や制作業務がスケジュール通りに進行できるように管理しました。短期間で制作しなければいけない状況で大変なこともありましたが、実際の周年イベントで会場にその動画が流れ、大きな拍手が起こったときは、達成感に満ち溢れました。クライアントからもお褒めの言葉を頂き、感謝されることへの喜びもじました。
もちろん広告の仕事も印象に残っています。新規で受注した健康食品系の会社の新聞広告だったのですが、商品のキャッチコピーを薬事法の関係で急遽変更せざるを得なくなる事態になりました。しかしコピーを修正したくないというクライアントの意向もあり、調整に苦労しました。何度もクライアント、媒体社との連絡を重ね、自分でもコピー案を考えて提案し、ようやく掲載することができました。
大変だった分だけ思い入れが強い仕事になりましたし、クライアントと媒体社との間でどうコミュニケーションを取るべきか勉強できました。自分で獲得した案件だったので最初は自分ひとりで抱え込もうとしてしまいましたが、媒体社の担当などから力を借りることの大切さに気づきました。頂いたアドバイスをもとに説明することで、より根拠のある言葉でクライアントに伝えられるようになったと感じます。
今後の目標についても教えてください。
メンターは同じ部署にいるので、これからもアドバイスやサポートはいただけるのですが、1月からは独り立ちを目指して、自分で仕事を進めて行くことになります。
独り立ちした後の目標は、自分の得意ジャンルをつくることです。自分が強みを持つ業界をつくって、「この分野の企業は、横川に任せよう」と言われるようになりたいですね。今は、ヘルスケア系の業界に特に興味があるので、その分野を勉強していきたいと思っています。
最後に学生に就活についてアドバイスをお願いします。
まず、OB訪問はした方がいいと思います。私もOB訪問で良い人に出会えて、この会社に入りたいと思ったためです。その一方で、インターンシップにも積極的に参加した方がいいと思います。私は就活を始めた時期が遅かったので、インターンにあまり参加できず、少し後悔をしています。インターンでは、よりその会社で働くイメージがつかめると思うので、これから就活をされる方は、ぜひ挑戦してみてください。
また、最初のうちは業界を一つに絞らず、さまざまな業界を見た方がいいと思います。アンテナは広く張っておいた方が、自分がやってみたいことが見つかりやすいので、ぜひどのような企業があるのか調べるところから始めてみてほしいです。