どのようなキャリアを歩んできたか?
元々ものづくりが好きで、美大に入学しグラフィックデザインを専攻していました。新卒では小規模のデザイン会社に入社し、グラフィックデザイナーとして就業しました。3年半が経過したタイミングで、「小規模の会社は経験できたので、多くの人がいる環境で働いてみたい」と感じ、転職を決意しました。
入社を決めた理由は?
電通デジタルは、当時まだ創業したばかりの面白そうな会社でした。面接で業務内容を聞くうちに、実証実験、プロトタイプの制作、IoT、XR領域などの想像してなかった領域にチャレンジしていることを知り、さらに魅力を感じました。
前職でポスターやパンフレットなど紙媒体の経験は一通りしたので、今後はデジタルの専門性を積みたいと思っていました。経験はありませんでしたが、面接で「案件を通じて勉強すれば大丈夫だよ」と背中を押していただいたのが大きかったです。
入社してみると自由な社風で、新参者でも意見を出せるところもとても魅力的です。ビジュアルコミュニケーションの経験を基軸にしながらも、やってみたいという気持ちがあれば他の分野にも挑戦できる環境だと感じています。
現在の仕事内容は?
主にUIデザインを担当し、アプリやWebサイトの制作に携わっています。最近は、大手通信会社との実証実験に携わりました。新しいメディアになりうるIoTの開発で、まったく知識がない分野でしたが、調べた新たな情報が自分の頭にインストールされていくようで面白かったです。このような大きな案件の場合、開発段階でプロトタイプで何度か検証をし、コンセプトが受容されるかどうかをユーザーテストにあてて検証を行っていきます。このような検証を何度か行った後にローンチするためロングスパンになることが多いですが、クライアントと一緒に育てていくプロジェクトとしてとても印象に残っています。
社内には、マーケティング、コンサルティング、エンジニアリング…とさまざまな専門家がいます。上述のIoTであれば、どのようなインターフェイスがふさわしいかは私の領域ですが、どのように開発するか、どのように広げていくか、どのようにビジネスにつなげるか、などについては社内の仲間に頼れます。思いがあればどんどん発言し、意見に筋が通っていれば成果物に自分のアイデアが組み込まれる。電通デジタルはそんな環境がある会社です。
学生のみなさんへメッセージ
当社は仕事とプライベートのバランスが取りやすく、新しいチャレンジがしやすい環境が整っています。私自身は就業後に3DCGの勉強をはじめ、これからも表現の幅を広げられるようにしていきたいと考えています。
会社選びに関しては、人間関係がいいということが大前提です。それがあっての仕事だと思っています。最近は企業の窓口にカジュアルにアクセスできる時代です。現場で働く人の話を聞くと会社の雰囲気がつかめると思いますので、自分に合う環境を探すために、恐れずに社員とコンタクトをとることをおすすめします。