これまでのご経歴について教えてください。
音楽関係の大学を卒業後、大学4年のときにアルバイトをしていたエンタメ情報メディアを運営する会社に入社しました。おもに自社のYouTubeチャンネルに使用する動画撮影、編集、アップロードを担当していました。
2023年9月に地元・愛媛に帰るときに総合広告会社の読売広告社と愛媛に本社を置くデジタルマーケティング会社のShiftの合弁会社・YOMIKO Digital Shift (以下YDS)に転職し、現在は広告運用担当として働いています。
YDSへの入社を決めた理由をお伺いしたいです。
前職で動画広告に少し関わっていたこともあり、転職時には「広告に携われる」を軸に探していました。愛媛県は広告関連会社が少ないなか、ヒットしたのが当社でした。今までやったことのない業務でしたが20代のうちに挑戦してみようと思い、受けたんです。
Shiftに行く道もありました。しかしYDSは読売広告社の仕事を任せてもらえること、大きなクライアントの広告運用ができることに魅力を感じて入社を決めました。それだけではありません。読売広告社とShiftの合弁会社のため両社の良いところを吸収できることも、YDSの良さです。Shiftからの出向者がいるからこそ、デジタル領域のより専門的なノウハウを伝授してもらう機会もあり、自身のスキルの成長につながります。
現在の業務内容について教えてください。
読売広告社のデジタル案件を担当しています。基本的には読売広告社の営業担当とやり取りしながら、Google、Yahoo!、SNS、YouTubeなどのメディアでの広告運用を行っています。不動産会社、食品会社、地方自治体など現在6件ほど同時並行で担当しています。
最近携わった仕事の一つに見守りサービスの申し込み獲得の広告運用があります。毎週の申し込み結果とそれを踏まえた改善案をまとめたレポートを営業担当に共有します。ターゲットは親元を離れて都会で働く社会人です。しかし実際に申し込みをするのは人。申し込み数の乱高下はあります。安定的に獲得できるように、日々数値を観測し、試し打ちをしながら改善しています。
現職の広告運用は前職よりも変数が多いです。言い換えると改善の余地のこと。YouTubeならサムネイルを工夫する一択です。しかしいまは改善の手立てが圧倒的に多く、難しさでもあり奥深さでもあります。例えば、リスティング広告なら広告文の変更、ユーザーの検索結果を元にしたキーワードの追加。その他のメディアでも改善ポイントは多々あります。自分で考えた改善案や起こしたアクションで成果を得られたときはやはりうれしいですね。
今後のキャリアについて教えてください。
SNSだけでなくGoogleやYahoo!といった媒体の経験も積んでいきます。さらにデジタル領域の知識を蓄えるだけでなく、今後はマネジメントにも挑戦したいです。実は正式なYDS社員は自身が一人目なんです。私自身たくさん声をかけてサポートしていただいたので、自分もゆくゆくは部下に寄り添ったマネージャーになりたいと考えています。
2024年春にはYDSとしてのはじめての新入社員が入ってきます。積極的なコミュニケーションを取って、後輩をサポートしていくつもりです。これを読んでいる学生のみなさんを2025年春に迎えられるのも楽しみです。
どのような方に入ってきてほしいと考えていますか。
正直に厳しいことを言いますが、忍耐力が必要だと思っています。私自身、前職でもYouTubeでサムネイルを変えるなど再生回数をいかに増やすかを考えていましたが、現在はYouTubeだけでなくもっと幅広いメディアを扱うようになりました。メディアごとに特性や最新の潮流を学び続けないと、成果が出ません。トレンドを追わず途中で投げ出してしまうと取り残されてしまうからこそ、ずっと学び続ける忍耐力がある人が向いているわけです。
最後に学生にメッセージをお願いします。
第1志望に落ちた。内定がない。就活中、うまくいかずに落ち込むこともあるはずです。ただ、希望に沿わない結果のときこそ視野を広げてほしいです。周囲を見渡してみると、実は自分のやりたいことが隠れていたと気づくことも。思うように結果が出ないときは、もう一度いろいろな企業、業種を見てみましょう。