方法論を見つけるオタクだったことを自己アピール/東急エージェンシー 大町陸さん〈教えて先輩 一問一答〉
広告・コミュニケーション領域で活躍する先輩が、就活生にアドバイスを送るコーナー〈教えて先輩 一問一答〉。先輩たちが学生時代にやっておいてよかったこと・やっておけばよかったこと、就活の成功談・失敗談などを幅広くお聞きします。
今回は大手広告会社・東急エージェンシーの大町陸さん。就活では「メソドロジー(方法論)オタク」であることをアピールし、広告会社が肌に合っていると語ってくれました。(以下、『広告界就職ガイド2026』(宣伝会議)より一部を転載)
- 大町陸さん東急エージェンシー プランナー
- 首都大学東京(現、東京都立大学)システムデザイン学部卒業後、2018年東急エージェンシーに入社。クライアントのさまざまな課題に対し、デジタルメディアを駆使して解決する手法を得意とする。ゼロから戦略を練って企画に落とし込み、メディアプランを考え、実施までの一連の流れを一手に担っている。
- 【 目次 】
- 大町先輩の一問一答
- 大町先輩のお仕事やスケジュールを掲載
大町先輩の一問一答
──どんな学生でしたか?
理系学問に早々に嫌気のさした理系学生でした。もう微分も積分もしたくない!と思っていたので、教養科目でさまざまなジャンルの授業を受講。結果として、自分の興味の幅は拡がりました。
──学生時代に夢中だったことは?
4年間通して、一つのことに夢中だったことはなく。映画、言語、デザインなど雑多に興味持ったテーマを深く掘っていました。
──学生時代にやってよかったことは?
学生の特権を活かして、会ってみたい人に会いに行ったことです。例えば、英語を学びたい!と思ったら、有名な英語の先生に。映画ビジネス学びたい!と思ったら、映画関連会社の人に。突然、連絡してくるよくわからない小僧を受け入れてくれた当時の大人たちに感謝してます。僕も突撃してくる若者を快く受け入れる度量のある大人になりたいです。
──学生時代の自分に伝えたいことは?
「もっとヘンな授業に出よう。もっとヘンなバイトもしよう」です。当時は、単位とか時給とかのモノサシで選択してしまっていましたが、もっとヘンな体験をしておけばよかったです。いろいろな学問に触れられる環境や、いろいろな職業を体験できる環境は、いま思うととても貴重な時間だったな…と、思います。
──どんな就活してた?
理系ということもあったので、周りの進路はメーカーか大学院。自分は、ちょっとした遊び心が求められる仕事の方がたのしいだろうなと思っていたので、第一志望は文房具メーカーながらも、映画会社、おもちゃメーカーなども受けていました。広告会社にまさか入社するとは思っていなかったです。
──就活のときの自己PRは?
「メソドロジー(方法論)オタク」であることをアピールしてました。人生を通して、マニュアルなどを読むのが苦手で、自ら遊び方や学び方を考え、試すのが好きだったので、そのことを事例を交えて話していました。運よく広告会社に入社しましたが、メソドロジーオタクな自分の肌に合っている環境だと思います。
大町先輩のお仕事やスケジュールを掲載
2024年10月28日発刊の『広告界就職ガイド2026』(宣伝会議発行/マスナビBOOKS編集部協力)には、“大町先輩が感じるメディアプランナーの醍醐味”や“メディアプランナーながらマンガ編集者やカードゲームクリエイターな動き方をした仕事”“1日のスケジュール”などを収録しています。書籍詳細はこちらから。なお本記事〈教えて先輩 一問一答〉は、『広告界就職ガイド2026』に紙面の都合上で掲載しきれなかったものを大幅加筆して転載しています。