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レポート
コピーライターになりたい! 仕事内容・魅力・適性は?
マスナビ編集部

一般的なイメージのコピーライターとは、広告や商品などのキャッチフレーズをつける人、といったところでしょう。しかし、実際のコピーライターが行う業務は、もっと多岐にわたります。一体なにをしているのか? マスナビ事務局がコピーライターの仕事内容や魅力、適性についてご紹介いたします。
コピーライターってなにをしているの?
どんな魅力があるの?
自分が書いたコピーが採用され、実際の広告に掲載されれば、アイデアが形になったことを実感できやりがいを感じるでしょう。また、広告は不特定多数の人に届く媒体という特性がありますから、自分では考えもしなかった多くの人の心を動かすこともあるかもしれません。
コピーライターに向いている人は?
直感やひらめきが大事だと思われがちなコピーライターですが、実際はコツコツとした作業の積み重ねです。地道な努力が苦にならない人にこそ向いている職業といえるでしょう。また、自分のアイデアが多くの人の目に触れ、意見をもらうこともこの仕事の特徴の1つです。素直に受け入れる姿勢も重要です。
文字を扱う仕事ですから、もちろんボキャブラリーの豊富さや言葉選びのセンスが問われます。コピーライターを目指す方は、日頃から広告の「言葉」に目を向けてみると良いでしょう。
コピーライターへの道のり
企業によっては、新卒採用でコピーライター職を募集しているところもあります。制作会社で募集をしていることが多くありますので、入社してすぐにコピーライターとしての業務を始めたいと思う方は、制作会社の採用情報をこまめにチェックすることをおすすめします。
総合広告会社では総合職採用を行っていることが多いため、入社後にクリエイティブ職に配属されるかどうかが決まります。もちろん、入社して何年か経ってからのチャレンジも可能ですが、多くの企業はクリエイティブ職に就くための転局試験を設けています。それに合格する必要があります。
コピーライターからのキャリアアップは、コピーディレクターやクリエイティブディレクターなどが挙げられます。コピーディレクターは、複数のコピーライターの上に立ち、表現の方向性を決める職種です。クリエイティブディレクターは、コピーライター、アートディレクター、CMプランナーなどのクリエイティブを担当するチームの最高責任者です。どちらも広告の企画段階から関わることになり、広告のクオリティを左右する重要なポジションですから、より深く広告制作に関わりたい方は目指してみるのもよいでしょう。
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広告業界における「コピー」とは、広告の中の文字すべてを指します。キャッチコピーはもちろん、説明文やクレジットに至るまで、広告に掲載される文字のすべてをコピーライターが担当します。また、企画書を作成したり、クライアントに企画のプレゼンをしたりすることもコピーライターの業務です。印象的なキャッチフレーズを決めることだけが仕事ではありません。
コピーライターの仕事はまず、広告のコンセプトを決める作業から始まります。アートディレクターやクリエイティブディレクター、営業と打ち合わせを重ね、クライアントの課題を深く理解し、ターゲットを絞り込み、商品やサービスを売り込むための強みを探します。
コンセプトが決まったら、広告の受け手である消費者に「買ってみたい」「使ってみたい」と思わせるような言葉を探していきます。覚えやすくインパクトのあるフレーズであることも重要です。キャッチフレーズは、直感やひらめきだけではできません。地道な調査や多くのボツ案の上に、世に出る1本があります。
キャッチフレーズを考えた後も、仕事はまだまだ続きます。ときには撮影に立ち会ったり、パンフレットやカタログに記載される文面を考えたり。広告企画の初期から完成まで関わり、文字についての責任を持つのが、コピーライターの仕事です。