RESEARCH業界・職種を学ぶ 就活・自分を知る

レポート

企業のメセン・人事のホンネ ─ ADKホールディングス

マスナビ編集部

企業のメセン・人事のホンネ ─ ADKホールディングス

新卒採用活動(企業広報解禁)が3月1日に解禁され、就職活動が本格スタートしました。3月中旬から3月末※のエントリーシート締切に向けて鋭意作成中の学生に向けて、広告業界各社の新卒採用担当から応援メッセージをお届け。また学生の皆さんが気になる、エントリーシートや面接でのチェックポイントについても語っていただきました。

※ADKポテンシャル採用は下記の通りです。
<通常コース>締め切り:3月25日(金)10:00AM
<初配属確定型コース>締め切り:3月25日(金)10:00AM
(アソシエイト・プロデューサーコースのみ、5月13日(金)10:00AM締切)

【取材者プロフィール】
ADK 総合企画本部 人事企画部 人材開発室 新卒採用グループ 岩城風優さん
2019年にADKに新卒入社。大学時代に勤めていたアパレルショップでの販売の経験からマーケティングの面白さに惹かれ、入社。1年目から現在まで、採用業務に携わっており、関西でのインターンシップ初開催や、1週間のオンライン採用イベント開催などを企画、実施してきた。

──エントリーシートのポイントはズバリどこでしょうか?
例年はA4白紙でフリー記述にしていましたが、本年度はテキストでエントリーシートを回答いただく形にしました。

白紙とテキストだと、皆さんにとっては大きな違いかもしれませんが、私たち、受け取り手からするとポイントはそんなに大きく変わらないです。どちらもやはり、「見やすさ、読みやすさ」が大事だと思います。

問いに対して皆さんの経験やそのときの想い、考えがわかりやすく頭にスッと入ってくる文章だと印象に残りやすいです。また、内容がスムーズに入ってくる文章は、伝えるための工夫がされていて、読み手のことをよく考えて書いてくれたのだなと思います。

──続いてオンライン面接についてお聞きします。カメラ目線やライトを当てるといった面接マナーが注目されますが、面接官としては気になりますか?
ライトを当てているかどうか、カメラ目線かどうか自体は気にしません。面接でもやはり内容が大事です。


ただ、表情が見えやすい方が面接官側からするとありがたいです。例えば面接で緊張をして思ったことを十分伝えられなかった…ということあるはず。そういったときは言葉よりも表情に表れることが多いです。そうならないように、表情を読み取りながら、面接官側から改めて別の角度の質問を投げかけて、伝えたかったことを掘り起こすことができます。

──面接で決まった質問はあるのでしょうか?
ADKとして「これを質問しましょう」と決めている事項はありません。あくまで面接官それぞれです。私個人の場合には、面接の最後に「もし準備をしてきて伝えきれなかったことがあったら教えてください」と話すようにしています。もしくは逆質問を受け付けることもあります。

──どんな学生にADKにチャレンジをしてほしいですか?
ADKは「すべての人に『歓びの体験』を。」というパーパスを掲げており、「歓びの体験」を世の中の人々やクライアントと分かち合うために、ワクワクしながら仕事に取り組んでいる社員が大勢います。このパーパスに共感していただける学生の皆さんにぜひチャレンジしてほしいです。

また広告会社はさまざまなクライアントのいろいろなターゲットの心を動かしていく必要があります。そうなると会社の中にもさまざまな視点を持った人が必要なのです。同じ経験をした人は他にいないので、ぜひチャレンジしてほしいです。

その上で、「自分ごと化」できることは一つの条件です。広告会社の根幹はクライアントの課題を解決すること。クライアントに伴走して、伴走するだけではなくこうしたらもっと良くなるのではないか、自分ごとのように考えることできる人は、よりマッチしますね。

加えて、ADKのパーパスである「すべての人に『歓びの体験』を。」の、“すべての人”には、クライアント、関係各社、消費者、そして我々ADK社員が含まれています。どのような業務に就いていただいたとしても、ADKに関わるすべての人の想いや立場を「自分ごと化」して考えることが、パーパスの実現にもつながっていくと考えています。

──「同じ経験をした人はいない」と話がありましたが、ガクチカや自己PRでなにを書いたらいいのだろうかと悩んでしまう人もいます。アドバイスはありますか?
私自身、関西の大学に通って東京で就活をしていました。選考の場で首都圏の学生に初めてあった時に、みんな長期インターンをしていたり、フリーペーパーをつくっていたり、なかには起業をしている人がいて衝撃でした。私はそういった大きなことはしていなくて、負い目に感じることもありました。ただ、重要なことはやったことの大きさではなく、自分がその環境でどのように感じて、どういった行動をしたのか、だと思っています。そういった視点で、自分の経験を振り返ってほしいです。

1

──就職活動をしている学生にエールをお願いします。
人事という立場で毎年学生の皆さんとお会いしていますが、毎年皆さんが本気でぶつかりに来てくれているのを感じます。就職活動は、すごく大変です。時に感情を大きく揺さぶられることもあります。そのようななかで前を向いて進もうとする学生の皆さんを本当に尊敬しています。

時にはつらいこともあるかもしれませんが、将来の自分の夢を考えたり、こんな自分になりたいとワクワクしたりする場でもあります。自分自身と深く見つめ合い、自分がなにをしたいのかを考えてほしいです。そしてそこで見つけた自分の思いを私たちに話してください。皆さんは自分自身と向かい合い、私たちは皆さんと向かい合っていきます。ぜひ頑張ってください。


※2022年1月に取材した内容を掲載しています。肩書・採用方針などは当時のものです。