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レポート

自分しか持っていない個性に気づけるように過去の感情や行動を振り返り言語化しよう/総合広告会社 総合職内定 私立大学 Jさん〈就活体験談レポート〉

マスナビ編集部

自分しか持っていない個性に気づけるように過去の感情や行動を振り返り言語化しよう/総合広告会社 総合職内定 私立大学 Jさん〈就活体験談レポート〉

学生時代から企画すること、魅せ方を考えることが好きだったJさん。就職活動において、自分の強みをどう見つけ出していたのか、広告業界の企業を受けるにあたって日頃から意識するべきポイントなどを伺いました。

どのような学生時代を過ごしたか

注力していたのは、学生団体とサークルの活動の2つです。海外インターンシップの運営が主幹事業の学生団体では、2年生のときに幹部を務め、週に5回のミーティングを実施し、資料作成や企画考案などは常に行っていました。ちょうど入学のタイミングで新型コロナウイルスが流行。海外渡航が難しくなり、新規企画を考案しなければならない状況でした。そこで私は海外や社会課題に興味があっても行動に移してこなかった学生向けに、ワークショップを企画しました。最終的には海外の学生とオンラインで対話ができる事業のコンテンツ制作担当として、文化の違いや将来について考えて対話をし、自分や海外について深く考えることのできる場をつくりました。

サークルはジャズダンスサークルに所属。3年次に幹部代として演出を統括しました。公演のコンセプトを策定し、振付師と意見をすり合わせて、構成や照明、映像に落とし込む仕事です。サークルで一番規模の大きい公演の演出では、公演全体をつなぐ演出として、ひとつのストーリーをつくりました。観客に伝えたいメッセージを考えてタイトルを決め、脚本も書きました。このように企画をしたり、魅せ方を考えることはずっと好きでしたね。中学では吹奏楽、高校では創作ダンスをしていましたが、観客も出演者も楽しめる企画がしたいという思いが強かったです。ただ演奏をする、踊るだけではなく、企画の要素を加えることで観客が「おおー!」と驚いたり、感動したりする仕組みをつくりたいと考えていました。

広告業界を志望したきっかけは?

企画すること、魅せ方を考えることが好きだったので自然と広告やエンタメ業界に興味を持ちました。3年の秋ごろから、大手総合広告会社から順に企業を調べていましたね。

入社を決めた企業は採用サイトのビジュアルや採用コンセプトに惹かれて応募した企業です。採用サイトのコンテンツなどから、いろんな学生にエントリーしてもらうための仕組みづくりをしている企業だと感じられました。また、対話を重視するタイプの面接を実施していたので、学生を対等に見てくれているとも感じましたね。このような企業は仕事においても顧客と向き合い、根本的な課題解決をしているのだろうと感じ取れました。

選考対策はどのように行っていたか

広告業界の魅力は?

広告業界は「柔軟な考え方をする」というイメージがあります。ものごとの常識にとらわれない印象です。

広告会社はもともと商品を売るためのプロモーションをしている会社だと思っていましたが、『広告界就職ガイド』(宣伝会議刊)を読んで、顧客の課題解決として事業の開発段階から伴走するなど、もっと幅広い仕事ができることを知りました。また企業だけではなく、国家的なプロジェクトに携わることもできることを知り、より興味を持ちましたね。

後輩の皆さんへメッセージ

私は業界については3年生の秋から調べてはいたものの、休学して留学することをずっと検討していました。しかし留学に行くことがかなわず、急遽本格的に応募を始めることになったのは3年生の終わり頃でした。内定が出る時期も早期化するなかで、就活に出遅れた感覚がありました。しかし、早く内定が出ることが必ずしも良いわけではありません。みなさんも焦らず、納得就活を目指してほしいです。