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レポート

「もっと広い世界がある」と伝えられるのがテレビの強み。「自分が何をやりたいか」を明確にして臨めばきっと道が開く/大手テレビ局 ディレクター職内定 私立大学 Nさん〈就活体験談レポート〉

マスナビ編集部

「もっと広い世界がある」と伝えられるのがテレビの強み。「自分が何をやりたいか」を明確にして臨めばきっと道が開く/大手テレビ局 ディレクター職内定 私立大学 Nさん〈就活体験談レポート〉

学生時代はメディア系サークルでの活動に注力していたNさん。中学生の頃から「情報を伝える側に行きたい」と漠然と考えていたそうですが、就職活動を通してテレビ局志望になるまでにはどのような経緯があったのでしょうか? テレビ局への早期内定に向けた就活スケジュールや選考対策など、詳しくお話を伺いました。マスコミ業界を志望している方は必読です。

どのような学生時代を過ごしましたか?

注力していたのはサークル活動です。100人規模のメディア系サークルに所属し、発行するフリーペーパーの編集・インタビュー、大学近辺の飲食店などへの広告営業を行っていました。

インタビューは企画から考えてサークル内でプレゼンをし、編集会議に通ったものが採用される仕組みです。採用された中で一番印象に残っているのはヤングケアラーに関する取材です。ヤングケアラー協会やヤングケアラーが登場する小説の執筆者に話を伺い、記事を制作しました。難しいテーマを扱ったインタビューの経験を通して、試行錯誤しながら「取材相手との関係性を築く」ことの大切さを学びました。

さらに、フリーペーパーの発行部数を増やすために、サークルの同期とともに広告営業を行うプロジェクトを立ち上げて実現しました。元々フリーペーパーに広告は載せておらず部費で賄っていました。増刷の印刷費用を助けたいという思いで始めたんです。広告営業について右も左もわからない状態から、他サークルの活動を参考にしつつ、まずは直接店舗を訪ねて店主に名前を覚えてもらうことから始めました。お店の空いている時間帯を見計らって飛び込み訪問をし、雑誌を直に見ていただきました。直接営業を行うことで少しずつ会話ができる関係を構築し、応援していただけるようになったのはうれしかったです。最終的には、10~15店舗に広告をいただく成果につながりました。

マスコミ業界を目指したきっかけは?

中学生の頃からニュースを見るのが好きで、情報を伝える側に行きたいと漠然と考えていました。元々は新聞社志望でしたが、夏のインターンで内定先企業に行き、映像だから伝えられることがたくさんあると気づいてからは、テレビ局志望に変化していきました。テレビは「学校・家庭だけが世界ではない。もっと広い世界がある」という事実が伝わりやすいメディアです。普段生活をしている中では会えない人、行けない状況を見ることができます。それがテレビの面白みだと感じていました。

就職活動では、テレビ局の職種の中で記者もしくはディレクターと考えていました。記者は日々のニュースを追いかけて取材・記事制作を行う一方で、ディレクターは取材対象と中長期的に関係を築いて、取材・番組制作に取り組みます。後者の方が自分の興味関心に近いと考え、最終的にはディレクターを志望しました。

どんな就活スケジュールでしたか?

選考対策はどのようなことをしていましたか?

後輩のみなさんへメッセージ

私は心構えとして、一つひとつの面接を楽しんでいました。面接官に「緊張してる?」と聞かれたときには、「してないです! お話するのを楽しみにしていました!」と返答していたんです。実際に言葉に出すことで、前向きに面接に取り組む気持ちを持つことができました。

そして、「自分が何をやりたいか」を明確に、軸がブレないようにすることが一番大切だと思います。自分なりの問題意識を踏まえて、何をやりたいかを大切にしながら就活を頑張ってください。応援しています!