就職活動はどのような軸で行っていましたか?
学生時代はクリエイティブ、教育、地球環境などさまざまなことに興味がありましたが、まずは業界を絞らずさまざまな会社の説明会に参加しました。
就職活動を続けてはいたものの、進みたい道をなかなか決めきれませんでした。そのため、したいことが明確にある人のことを尊敬していましたね。そこで自分のしたい仕事を考えるというよりも、「仕事を楽しんでいる人や仕事を通じて自己実現したい人の近くで働けば、モチベーションを保てるのではないか?」と考え方を切り替えました。
選考に進んでいたさまざまな業界のひとつが、人材業界でした。そこで話を聞くうちに、「転職活動をする方はよりよい環境・仕事を自発的に求めていて、前向きなエネルギーを持っているのではないか」と感じました。まさに私がモチベーションを保てる環境なのではないかと思い、人材業界を志望し始めました。
マスメディアンを選んだ理由を教えてください。
人材会社にはさまざまな種類がありますが、求職者に向き合うキャリアアドバイザーと企業に向き合う法人営業の両方を担当する両面型のスタイルに魅力を感じました。企業のことを知っていないとうまく求職者と対話ができないのではないかと考えていたためです。また、特定の業界・職種などに絞ってサービスを展開する特化型の人材会社が良いと感じていました。私は興味のあることには深く入り込めるタイプで、逆に興味を持っていない分野では活躍できる自信がありませんでした。
当社を選んだ理由は、両面型かつ業界特化型であったことや、もともとクリエイティブが好きだったことが挙げられます。ただなによりも、社風に惹かれた部分が大きいですね。面接を通じて、就活生の話をフラットに聞いてくれる会社だと感じました。社員同士の雰囲気の良さから、ここでなら長く働けそうだと思い入社を決めました。
入社後の仕事内容を教えてください。
入社から2年間は、人材コンサルタントとしてキャリアアドバイザー、法人営業の両方を担当しました。1年目はテレアポをして商談を獲得するところからスタート。徐々に担当する企業が増えると、クライアントへの候補者のご紹介と、週に2回ほどの求職者との面談が主な業務になりました。
クライアントと話すと、その企業の魅力がとても伝わってきます。自分が間に入って良いマッチングを実現することで、魅力的な会社の役に立てることがうれしかったですね。とくに複数のNGOを担当していたときのことが印象に残っています。直接自分が課題解決に関わらなくても、人材紹介を通じて団体の活動に貢献できていると感じ、やりがいがありました。
入社3年目からはマーケティング部に異動し、求職者の集客や法人へのプロモーション全般に携わっています。Webサイト・メディアのコンテンツ制作やWeb広告の管理、営業ツールの制作など、業務はさまざまです。営業時代と業務内容は大きく異なりますが、過去の経験が活きる部分は大きいです。たとえば営業ツールをつくる際には、どのような項目があれば商談がしやすいのか、実体験をもとに考えています。
仕事を通じて得られたスキルはありますか?
コンテンツづくりにおいては、制作会社の方、取材先の担当者、フリーのカメラマン・ライター・デザイナー、随時相談に乗ってくれる顧問のクリエイティブディレクターなどさまざまな方の意見を聞きながら制作を進めることが求められます。どのタイミングで誰に相談するか見極め、スケジュールを先読みする力が養われました。
学生のみなさんへメッセージをお願いします。
素直に人の話に耳を傾けられる方、わからないことは理解できるまで積極的に質問できる方が歓迎される社風です。また、ひとりの力で完結する仕事ではありません。ぜひ周りの先輩を頼りながら、成長してほしいと思います。