就職活動では、どのような業界を志望していましたか?
広告業界志望でした。きっかけは、Hondaの広告「負けるもんか。」でコピーライターの存在を知ったことです。文章を書くことはもともと好きだったので、コピーライターになることを目指すようになりました。また大学では経済・経営学を学んでいたのですが、同級生は金融業界に進むことが多く、「人と違うことがしたい」という気持ちもありましたね。
広告業界のさまざまな企業のなかでも、クリエイティブを大事にしている会社に魅力を感じていました。大手総合広告会社よりも、そのグループ会社で制作を担う企業に入社したいと考えていましたね。規模の大きな案件に携わりながらもクリエイティブにこだわることのできる環境が理想でした。
コピーライター志望だったM.Mさんが、マスメディアンに入社した理由はなんですか?
就活時に相談していたエージェントから「広告業界志望なら、広告制作会社だけでなく、こういうところも受けてみたら?」とアドバイスを受け、当社の選考にも進むことになりました。当時マスナビのサービスを利用しており会社名は知っていたので、とりあえず説明会に行ってみることにしました。
そこで先輩社員の方が「自分ひとりが広告業界で活躍するよりも、自分よりも優秀な人を何十人も紹介するほうが、より広告業界が盛り上がる」と熱弁されていて、思考が大きく変わりました。私自身も、上には上がいることを自覚していました。OB訪問で出会ったコピーライターは自分よりも才能にあふれる方ばかりで、もし広告業界に入れても自己実現するのは難しいのではないかと思っていました。とはいえ広告業界のことは深く調べたので、業界に携われるような仕事がしたい。そう思ったとき、マスメディアンならその思いがかなえられるのではないかと考えました。
現在のお仕事について教えてください。
マーケティング・クリエイティブ領域で働く方や広告業界を志望する方の転職支援と、専門職採用で困っている方の支援をしています。私は中途採用の支援をメインで行っています。はじめは入社前に思い描いていたよりもなかなかマッチングすることができず、仕事の難しさを感じましたね。転職は、求職者と受け入れる企業の人の気持ちありきで決まるものだからです。自分ひとりではコントロールできない点が難しいです。
企業側も求職者も、互いに100%気持ちが傾くことはないと考えています。なにかしら「この部分は気になるけどここは良いから転職する」など、デメリットを感じているケースがほとんどです。そこで間に入る私たちには、情報をきちんと伝える責務があります。事実ベースでメリットとデメリットを伝え、納得して入社してもらうことが大切です。
仕事を通じて学んだことはありますか?
コンサルタントとして一歩突っ込んで提案をすることの重要性を学びました。入社1年目のころ、企業の要求通りに動いてしまい、結局誰も紹介できなかった経験をしました。その反省を活かし、3年目に似たようなケースが発生した際には、クライアントのためになるならと思い臆さずに突っ込んで話をしました。結果、クライアントも納得してくれ、私の提案した採用戦略にもとづき、人選・選考が進み、無事入社が決まりました。
1年目のころはクライアントに意見をなかなか言いづらいと思っていましたが、「言いづらいけど言わなきゃ」と気持ちを切り替えると話が進展することを学びましたね。それ以降は「企業の採用を成功させるために言わないといけない」という気持ちで、積極的にクライアントに提案しています。
学生のみなさんへメッセージをお願いします。
広告業界に自分が入って活躍するのももちろん幸せですし、ひとつの正解だと思います。その一方で、当社に入るとひとりでも多くの方に広告業界の魅力を知ってもらい、活躍してもらうことに貢献できます。大きく言うと、広告業界の未来をつくる仕事ができると考えています。この考えに共感できた方には、ぜひ当社に参画してほしいですね。